その不調 もしかして慢性甲状腺炎かもしれません！

慢性甲状腺炎とは

甲状腺に慢性的な炎症が引き起こされることにより徐々に甲状腺が破壊され、甲状腺ホルモンの分泌が低下していく病気です。

甲状腺ホルモンの働きと症状

脂肪や糖を燃焼させてエネルギーを作り出し、全身の新陳代謝を活発にする働きがあります。

人間にとってなくてはならないホルモンですから、不足すると様々な不調が現れます。

原因や罹患者

この疾患は免疫機能の異常によって引き起こされますが、具体的な発症メカニズムははっきりとは解明されていません。

比較的頻度が高い病気であり、特に30～40歳代の女性に多く、成人女性の10人に1人の割合とされています。

診断と治療

診断には血液検査や超音波検査(エコー)を行い、治療は不足した甲状腺ホルモンを補うための薬物療法です。

また、病期によって甲状腺ホルモンの明らかな異常が分かり難いことがありますが、超音波検査（エコー）でこの疾患の特徴的サインがあれば診断に有用です。

当クリニックには専門医が多数在籍しておりますので、詳しくは医師にお尋ねください。